3オクターブ目を出す方法

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無理に鳴らそうとしてもダメ!

サックスは簡単に音が出る楽器であり、そして正しいアンブシュアをマスターすればサックスらしい音になってくる...とすでに解説しました。

 

しかしながら、3オクターブ目の音はなかなか出ないのです。いや、「レ」の音はなんとか出ます。でも、そこから上が苦労します。「ひょっとして自分には無理かも」と思ってしまうほど音が出ません。「うんともすんとも鳴らない」とはまさにこのことです。

 

一般的に「3オクターブ目は息の圧をかけすぎてはいけない」とされます。音が出ないと最大限の息を吹き込もうと頑張ってしまうのが初心者ですが、それがいけないというのです。たしかにそれは間違いありません。音がまったく出ない場合、それは息の圧の問題ではないからです。「逆に弱い息圧で吹くとよい」とそんなことを言う人がいるくらいです。

 

でも弱く吹いたからといって鳴ってくれるわけではありません。まずは正しいアンブシュアになってることが大前提です。そうでないと絶対に3オクターブ目の音は出ません。

2オクターブ目まではアンブシュアがデタラメでもそれなりに音は出ますが、3オクターブ目はそうはいきません。

 

やむを得ずリードを噛む

サックスの基本に「リードを噛んではいけない」というのがあります。3オクターブの全ての音を、まったく同じアンブシュアで出すのが理想なのだそうです。つまり、リードを噛んで高い音を出すのは邪道ということになります。

念のため、「噛む」というのは具体的には下唇でリードを押し上げることをいいます。

 

これについて私はあるていど納得しています。サックス初心者(特にアンブシュアができていない人)は息圧をキープできないので、どうしても疲れてくるとリードを噛んで狙った音(ピッチ)を出そうとしてしまいます。その場合、普通は噛まなくても出る音であっても噛んでしまっているので音色が貧相になってしまうのです。

 

そういうことはあるにせよ、あるていど高い音になってくるとリードを噛まずに音(ピッチ)を出していくのはかなり困難...というか(とりあえず)サックスをはじめて間もない人には無理です。

 

ですので「疲れたから」とか「アンブシュアができていないから」という理由でないのであれば、リードを噛むのはやむを得ないと思っています。

 

で、ここで重要なのがリードを噛む方法なのです。

 

リードには噛むポイントがある

適当にリードを噛んでしまうと貧弱な音色になったり音が裏返ったり、3オクターブ目についてはぜんぜん音が出ないでしょう。

 

これはマウスピースを横から見たところ。フェイシングというのがリードが振動するエリアですので、噛むとすればこの範囲になります。一番噛んではいけないのはリードの先端あたりでして、息の吹き込み口がシャットアウトされるので音が出なくなるのは当然です。ですので、フェイシングの中央よりも後方が妥当です。

 

それで3オクターブ目も無事に出れば御の字なのですが...これでもけっこう苦労します。コツは、フェイシングの後ろ端からじょじょに当たりを探っていくことです。前方から攻めるより後方から攻めた方がいいと思います。

というのは、唇は後ろから前の方がズラしやすいからです。

 

ちなみに、3オクターブ目の音はスラーで繋いでいくと簡単に出ます。たとえば、高い「ド」の音まで出るのであれば「レ」をスラーで出すのです。「レ」から「ミ」もスラー...というやり方。しかし、これで音が出ても実用的ではありません。あくまで、単発で音が出ないことには楽曲で使えないからです。

 

 

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