マウスピースのくわえ方

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マウスピースをくわえる深さ

誰でも小学生のとき音楽の授業で習ったリコーダー。あれを吹くとき吹き口をどれだけ口の中に入れるかなんて気にしていなかったし、先生も特に指導しなかったはずです。

 

しかしサックスは違います。マウスピースにはリードが付いているので、くわえる深さで音量や音色やニュアンスのコントロールのしやすさが変わってきます。

 

先端から約1センチのところに上アゴの前歯がくるのが標準です。これより深いとアンブシュアが大きくなるので音も大きくなり、浅いとアンブシュアが小さくなるので音が小さくなります。同時に音色も変化します。

上級者やプロ奏者は咥える深さを臨機応変に調整し、複雑な音楽表現をしています。

 

 

なお、唇(くちびる)をどうするかは3種類あります。この先生は「くわえ方」をアンブシュアと言っていますが、このサイトでは「くわえ方」とアンブシュアを分けて考えます。

 

シングルリップ(シンリップ)

上アゴの前歯は直接マウスピースに当て、下アゴの前歯に下唇を巻き込んでリードと接触させる方法です。これが最も一般的(オーソドックス)な方法でして、世の中のサックスプレイヤーのほとんどがこれです。

昔はこれしかなかったようで、後述する2つの方法のことを全く知らないベテランサックス奏者がけっこういたりします。

 

どうして下唇を巻き込むかですが、唇を介してリードの振動を制御するためです。これにより繊細な音のコントロールが可能になります。クラシック系では必須の方法ですが、ジャズやポップスなど他のジャンルでも幅広く使われています。

歯を直接リードにあててしまうとカチカチというノイズが出るので下唇は必要です。クッションの役目なので、ほんの少しだけでも歯の上に乗っていればOKです。

 

ファットリップ

今やジャズといえばファットリップという勢いです。これは下の前歯に唇を巻き込まない方法でして、つまりリードの振動をフリーにするのです。

 

そのためリードの振れ幅制御による音色コントロールができませんが、そのかわりパワフルでダイナミックな演奏が可能となります。体の大きな黒人プレイヤーが始めた方法だと思います。

リードをフリーで振動させるにはたくさんの息の量と圧力が必要ですので、初心者がいきなりこれで吹くのは無理があります。

 

ダブルリップ

上下の前歯、両方とも唇を巻き込む方法です。実際に鳴っている音を演奏者自身が客観的に聴くために上の歯にも唇というクッションをはさみます。

シングルリップの場合、上の歯が直接マウスピースにあたっているため演奏者の耳に聞こえるのは歯から伝わる音が優勢になってしまいます。

 

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